本日は、南アフリカのロゼワインの紹介です。
ぶどう品種は、プティヴェルド100%です。どんな味わいでしょうか?
テイスティングノート
外観
やや濃い目のピンク。オレンジも少し入っている色味。粘性は中程度。若いワインだが、成熟度が高い印象。
香り
小ぶりのピンク色のバラ、いちご、さくらんぼ、ちょっと青っぽい草の感じがします。
味わい
やや丸みのある酸から入り、しっかりとした果実味が追いかけてきます。液体にややとろみを感じる。果実味の甘さはありますが、後半にかけてドライな、香りにあった青っぽさ・茎っぽさがあります。余韻は中程度で、鼻に果実味と茎っぽさの香りが抜けていきます。
合わせた料理
ほうれん草のミモザサラダ 6点/10点満点
たまごのコク、ほうれん草の甘味がワインと合っています。
春キャベツのスペイン風オムレツ 7点/10点満点
キャベツの甘味、たまごやチーズの旨味とワインが合っています。
ドリア 8点/10点満点
チーズやミートソースの旨味とワインが良く合っています。
プティヴェルドというと、ボルドー系の味わいのワインを作る際にブレンドされるのが主な使われ方のぶどう品種です。しかし、アメリカやチリなどではプティヴェルド100%の赤ワインが作られているのを見かけたことがあります。
プティヴェルド100%のロゼワインは、初めて飲みましたが、こちらは酸は丸く、果実味由来の甘さもあり、後半のドライな感じや苦味を感じます。 そのため、軽い白ワインのようにキリッと冷やすよりは、少し温度をあげていただくのが良い気がしました。
ラベルはお花が描かれ綺麗です。また、コルクのデザインにもこだわりがあるのか、キャップシールはなく、コルク側面のデザインが見える形になっています。
1日目は甘みが結構前に出てきておりましたが、2日目になって果実味が少し落ち着き、酸味と調和するようになった印象です。例えるならば、桜餅のような感じのワインです。
春の晴れた日に、桜の花など、季節の花を思い浮かべながら飲むのは、いかがでしょうか。
本日のグラスは、こちら。