フランス-白ワイン / Pierre Olivier Bonhomme Vin Nouveau Blanc 2019

フランス

本日は、フランス・ロワールの白ワインの紹介です。
地域はロワールで、ぶどう品種は、ソーヴィニヨンブランです。

2020なってしまいましたが、2019のヌーボーを飲んでみます。

テイスティングノート

外観

やや白く濁ったクリームイエロー。ごくわずかに気泡があり、粘性はさらっとしている。
ボトルの底の方に近づくにつれて、濁りが濃くなっていくので、はじめと最後では印象が異なります。

香り

初めは、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系が香り、底に行くにつれて、はちみつレモン、すりおろしリンゴ、甘酒などの感じが増していきます。

味わい

ビシッと感じる酸味がはじめから余韻まで通して存在する。果実味は味わいの中盤にあり、しっかり感じられる。ややこもった感じもあるが、新酒のフレッシュ感もあり、不思議な味わい。
後半になると、とろみと共に下に果実味が広がり、酸味は穏やかに感じられるようになる。


合わせた料理

炙った油あげ 8点/10点満点

油揚げの甘さと香ばしさ、ねぎや七味の風味がワインの酸味や甘みと良く合っています。


鍋 7点/10点満点

出汁に溶け出した野菜や肉の旨味がワインと合っています。


抜栓1時間後くらい、ボトルの後半に入ってからは、はちみつレモンや甘酒のような感じが強まってきいました。

はじめに感じたビシッとした酸味が穏やかになり、果実味がより感じられるようになってきました。 最後の最後は、向こう側が見通せないぐらい濁っており、リンゴジュースの様な味わいです。

ボトル1本で変化が楽しめる味わいのワインです。 はじめと、終わりをグラスにとって、飲み比べたら別物って答えると思います。それくらい違うと言ってもいいかもしれません。

かつて2015を飲んだ記憶がありますが、やや暗がりのレストランで酔っ払った状態の上、複数人で分け合ったため、ボトル1本の中にある液体の色味や味わいの変化に気づくことが出来ませんでした。 今回、数年ぶりですが、1本通して飲むことで、この変化に富んだワインを楽しむことが出来たと思います。

ちなみに、初めの方に、ジャンシスロビンソングラスとリーデルグラスで飲み比べましたが、ジャンシスロビンソンの方が果実味がより感じられる飲み口でした。後半はやや酔っ払っていたのもありますが、そこまで差は感じられませんでした。

 

同じワインを見つけられなかったので、同じ作り手の同じぶどうの商品で。。。

 

 

本日のグラスは、こちら。


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